2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 1 MOTEGI Race2 レポート

激しいトップ争いの末に落合蓮音が勝利を掴む

2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 1 MOTEGIのレース2が3月9日、モビリティリゾートもてぎを舞台に争われ、3番手スタートの21号車・落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が激しいトップ争いを制し、初勝利を手にしました。

前日とは打って変わって青空が広がるモビリティリゾートもてぎ。夜に降った雪の影響でレースの進行は20分遅れとなったものの、場内の雪はおおかた消えて、コースも昼過ぎにはすっかりドライコンディションに変わりました。

13時40分、10周で争われる決勝レースがスタンディング方式でスタート。ポールポジションの22号車・酒井翔太(ファーストガレージF110)と2番グリッドの12号車・加納康雅(AKILAND F110)が好スタートを切り、ほぼ同時に1コーナーへ。しかし、2コーナー出口では22号車・酒井翔太が先行し、トップを守りました。3番手に21号車・落合が続く一方、6番グリッドの58号車・鈴木悠太(ZAP SPEED F110)がスタートでやや出遅れた4番グリッドの71号車・松井啓人(DOME F110)をかわして4番手に浮上しました。

3コーナー以降は、22号車・酒井翔太、12号車・加納、21号車・落合の3台のトップ争いが激しさを増し、ヘアピンを通過するころにはトップが12号車・加納、2位が21号車・落合、3位が22号車・酒井翔太に順位が入れ替わる状況に。そして2周目、2コーナーで58号車・鈴木が22号車・酒井翔太をかわして3位にポジションアップ。さらに5コーナーでは21号車・落合がトップに踊り出、この時点でトップ集団は21号車・落合、12号車・加納、58号車・鈴木、22号車・酒井翔太、62号車・中井陽斗(HELM GSTR F110)の順になり、この5台がレースをリードしていきます。

中盤はこの5台が多少間隔を変えながらも同じ順位でレースが進行。レースが動いたのは9周目で、1コーナーで2番手の12号車・加納がトップの21号車・落合に並び、4コーナーでついにトップへ。ところが、5コーナーで21号車・落合がトップを奪還。一方、同じ5コーナーで22号車・酒井翔太が接触によりコース外に弾き出され、戦線から離脱。さらに12号車・加納がV字コーナーでコースアウトしポジションをダウンしてしまいました。

これにより、9周目を終えた時点の順位は首位が21号車・落合、2位が62号車・中井、3位が58号車・鈴木、4位が71号車・松井に。上位4台はこのままファイナルラップを終え、21号車・落合が混戦のレース2を制しました。2位は62号車・中井。3位でゴールした58号車・鈴木にはレース中の危険なドライブ行為により30秒のペナルティが科されたため、71号車・松井が3位表彰台を獲得しています。

レース2の模様は下記のURLでご覧いただけます。
>>> youtube LIVE
F110CUP
Report : Satoshi Ubukata