2026 F110 CUP 西⽇本王者決定戦 岡山国際サーキット 予選レポート

4輪レース1年目の酒井龍太郎がダブルポール獲得

2026 F110 CUP 西日本王者決定戦が2026年5月16日に岡山国際サーキットで開幕し、4輪レース1年目、16歳の55号車・酒井龍太郎選手(MITSUSADA RACING)がレース3、レース4ともにポールポジションを獲得しました。

F110は2015年から2023年までFIA-F4 Japanese Championshipで使用されてきたマシンで、運用コストパフォーマンスに優れるワンメイクミドルフォーミュラとして2024年からスタートしたのがF110 CUPです。

3年目となる今年は、モビリティリゾートもてぎでの東日本王者決定戦(3月14日〜15日)、岡山国際サーキットでの西日本王者決定戦(5月16日〜17日)、モビリティリゾートもてぎでのWinter Cup(12月5日〜6日)の3ラウンドで各2レースを開催。それぞれのラウンドでランキングを決定するとともに、3ラウンドの総合成績でシリーズチャンピオンを決定します。

2ラウンド目となる西日本王者決定戦には18台が参戦。そのうち18歳以下のドライバーが14名を占めており、F110 CUPが次の世代を担う若手ドライバーにとって格好のステップアップカテゴリーであることがわかります。

朝から快晴に恵まれた岡山国際サーキットでは、8時45分から20分間の公式予選が行われました。この予選結果をもとに、レース3のスターティンググリッドはベストタイム順、レース4はセカンドベストタイム順で決まります。

セッション開始から5分ほどで、各ドライバーはタイムアタックをスタート。まずは、前戦の東日本王者決定戦で2連勝した62号車・小熊孝誠選手(HELM MOTORSPORTS F110)が2周目に1分33秒877をマーク。これがターゲットタイムとなり、セッションが進んでいきます。

62号車・小熊選手は3周目、4周目と立て続けに全体ベストを更新し、1分33秒132までタイムを縮めてトップを守っていました。しかし、セッション中盤になると、10号車・杉田悠真選手(LAPSアキランドF110)、55号車・酒井選手、97号車・塩田惣一朗選手(Bionic Jack Racing)がトップ争いを繰り広げました。

そんななか、今シーズン、カートから4輪レースにステップアップし、今回がフォーミュラレース2戦目という16歳の55号車・酒井選手が、コースレコードを更新する1分32秒460を6周目にマークすると、その後も全体ベストを更新し続け、1分32秒250までタイムを伸ばします。一方、97号車・塩田選手は7周目に1分32秒576までタイムを上げますが、55号車・酒井選手にコンマ326秒届かず2番手となりました。3番手には34号車・山岡宗磨選手(Drago CORSE)が1分32秒605で続きました。

セッション終盤、残り4分を切ったところで、最終コーナーで停止車両が発生し、予選は赤旗中断。そのままセッション終了となり、レース3は55号車・酒井選手のポールポジションが決定。2番手が97号車・塩田選手、3番手が34号車・山岡選手となりました。

公式予選のセカンドベストタイムで決まるレース4のスターティンググリッドは、1分32秒389をマークした55号車・酒井選手がポールポジションを獲得。2番手には1分32秒646の34号車・山岡選手、3番手に23号車・松井海翔選手(EAGLE SPORT SMK F110)が続きました。

予選後、55号車・酒井選手は、「周回数がまわりより1〜2周少なかったんですけど、そのぶん燃料も少ない状態で走っていたので、それで地道に順位を上げていけました。昨日まではミスが多かったんですけど、今日はミスをなくそうと思っていて、それがすごくバッチリ決まったので良かったです」と笑顔で振り返りました。

決勝レースは12周で争われ、レース3が16日の12時50分から、レース4が17日の10時40分から行われます。
F110CUP
Report : Satoshi Ubukata