2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 2 SPORTSLAND SUGO QUALIFY

酒井翔太がレース3/レース4ともにポールポジション獲得

2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUPのラウンド2が5月10日にスポーツランドSUGOでスタートし、予選ではレース3、レース4ともに22号車の酒井翔太(ファーストガレージF110)がポールポジションを獲得しました。

F110は2015年から2023年までFIA-F4 Japanese Championshipで使用されてきたマシンを用い、運用コストパフォーマンスに優れるワンメイクミドルフォーミュラとして2024年からスタートしたのがF110 CUPです。

ラウンド2となるSUGOには16台がエントリーし、5月10日には公式予選が行われました。今回はベストタイムでレース3、セカンドベストタイムでレース4のスターティンググリッドがそれぞれ決定されます。

前夜からの雨は朝方には上がり、予選が始まるころにはコースはほぼドライコンディションとなった14時30分に20分間のセッションがスタート。2周にわたるウォームアップのあと、3周目からタイムアタックが始まり、まずは21号車の落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が1分23秒285でトップに立ち、これに58号車の鈴木悠太(ZAP SPEED F110)、22号車の酒井翔太(ファーストガレージF110)が続きます。

しかし、次の4周目には22号車・酒井が1分22秒864で首位を奪うと、その後も全体ベストを更新する走りでトップを守ります。21号車・落合は5周目に自己ベストの1分22秒877を叩き出しますが2番手どまり。その後、62号車の中井陽斗(HELM GSTR F110)が1分22秒822で2位に浮上し、21号車・落合は3位にポジションを落としました。

セッションが後半に入ると、63号車の一宮總太朗(HELM GSTR F110)が2コーナー外側で停止したことで赤旗中断。14時49分、残り7分35秒でセッションが再開されると、22号車・酒井が11周目に1分22秒486、12周目には1分22秒241までタイムを縮めてポールポジションを確かなものとします。21号車・落合は22号車・酒井にコンマ231秒及ばず2番手。3位は11周目に1分22秒698をマークした36号車の菊池貴博(きくちおやこF110)がつけました。

セカンドベストタイムで決まるレース4のスターティンググリッドは、1分22秒241で22号車・酒井が3戦連続のポールポジションを獲得しました。2位に1分22秒721の58号車・鈴木、3位には62号車・中井が続いています。

12周で行われる決勝は、レース3が5月11日の10時25分から、レース4が同13時40分から行われます。

F110CUP
Report : Satoshi Ubukata