F110 CUP OKAYAMA Round 西日本王者決定戦 Race 2
藤原優汰が2連勝で初代西日本王者決定
F110 CUP OKAYAMA Round 西日本王者決定戦のRace 2が2024年4月28日、岡山国際サーキットを舞台に争われ、藤原優汰が2戦連続のポール・トゥ・ウィンで初代西日本王者に決定しました。
日が傾き、暑さも和らいできた岡山国際サーキットでは、予定より11分遅れの16時31分に12周のレースが始まりました。Race 1ではスタートで出遅れた71号車・藤原優汰でしたが、このRace 2では見事な走り出しでホールショットを獲得。一方、2番グリッドの22号車・酒井翔太が出遅れ、2位に17号車・三浦 愛、3位に29号車・松本拓海の順で1コーナーを駆け抜けていきます。
トップの藤原は1周目終了の時点で2位との差を1秒420に広げると、その後は周回を重ねるごとにベストラップを更新し、7周目には1分34秒878のファステストラップをマーク。その後も後続とのギャップは広がる一方で、最後は2番手に9秒890の差を築き、一度もトップを譲ることなくポール・トゥ・ウィンを決めました。
優勝した藤原は、「今度はスタートを決めて、思いどおりのレースができました」と満面の笑みでインタビューに答えました。
一方、三浦、松本、酒井による2位争いは、途中、接近する場面があったものの、オーバーテイクが難しい岡山とあって最後まで順位は変わらず、三浦が2位、松本が3位で表彰台を獲得しています。
2位の三浦は、「想像していたよりも難しいレースでした。チームを立ち上げて最初のフォーミュラレースだったので、今回はいろいろ足りないところが見えてきました。それでもRace 2でなんとか2位を獲得できたのがうれしいです。東日本王者決定戦にも参加するつもりですので、それまでにしっかりと準備を進めていきたいと思います」と語りました。
2レースを終えて、2戦連続でポール・トゥ・ウィンを果たした藤原の初代西日本王者が決定。「うれしいですね。F110 CUPのコースレコードに自分の名前を刻むことができたのも誇りです。この記録を更新するドライバーが現れないことを祈っています(笑) 今回は台数が少なかったですが、来期はもっと台数が増えて、入門カテゴリーとして盛り上がることを願っています」と歓びを言葉にしました。
10月19日〜20日にはモビリティリゾートもてぎにて東日本王者決定戦(MOTEGI Round)が開催されます。ぜひこのレースにもご注目ください。